室内飼いでも運動させるには?

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  1. ねこと暮らす間取り

ねこは一日の半分以上を寝て過ごしているから、
ぐうたらしているように見られがちにゃね。
でも本当はとても身体能力に優れていて、
その能力を維持するために適度な運動が必要なのにゃ。

ねこの必要な運動量は、一日に10分~15分程度。
活発な子でも30分くらいと言われているにゃ。

一日にこの目安の運動量があれば大丈夫だけど、
これが不足すると肥満になったり、
関節や筋肉、骨が弱くなって様々な病気を
引き起こす原因になってしまうにゃ。

元気で長生きするためにも、ねこの習性にあわせて
適度な運動が出来るような工夫が必要にゃね。



ねこは本能的に高い所に登るのが好きで、ジャンプ力も結構あるにゃ。
歩いたり走ったりする横の運動だけじゃなく、ジャンプしたり飛び降りたりする上下の運動も大切なのにゃ。

室内飼いでも運動できるようにと、キャットタワーを利用している人も多いんではないかにゃ?
でもせっかく新築・リフォームするならば、いっそキャットタワーの要素を間取りに組み込んでみてはどうかにゃ~?



そこでぼくが提案するのは、キャットステップ付きの壁にゃ!!





お部屋の一部分だけホーロー壁に変更しちゃうのにゃ!
ホーロー壁は磁石がくっつく、ホワイトボードみたいなものにゃ。



「壁にキャットステップを釘打ちするのはちょっと…」
「キャットステップがいらなくなったらどうするの…」


という人は、磁石をつけたキャットステップ&ホーロー壁をおススメするにゃ!
磁石でくっついているから壁を傷めないし、ステップのレイアウトも自由にゃよ♪

ホーロー壁は汚れても拭くだけでOKなメンテナンスいらず!
ねこの毛や油分がついても簡単に拭き取れて、清潔さも保てるにゃ。

ステップがいらない時は取り外して、代わりに収納ボックスを取り付けたり、
掲示物を貼ってもいいにゃね。





キャットステップを上っていくと、2階の階段ホールに出れるにゃ。
このスペースをちょっと広めにして、猫カフェのような空間にしてみてはどうかにゃ?
タイルカーペット貼りの床にすれば、汚れても簡単に剥がして水洗いOK!
人がゴロゴロ転がっても痛くないし、ねこと一緒の時間を過ごせそうにゃよ♪





カウンター上の本棚もまるでキャットステップのようで、上り下りが良い運動になるにゃ♪
そして階段室の上部に透明なポリカーボネートの板を渡して、高所窓までキャットウォークを足してみたにゃ。



階段下から見上げると、ぼくたちのお腹や肉球が見えるかもしれないにゃよ~♪





階段ホールを広めにすると、吹き抜け部分が大きくなってしまい、熱効率が悪くなるにゃ。
特に冬場は冷気が階段を伝って下の部屋に降りてきてしまい、部屋が温まりにくくなるにゃ。

そこで階段室にはドアを取り付けてみたにゃ。
これで冷気を防げるし、人の行き来が見えるリビング階段の良さも活かせるにゃ。
小さな子どもがいるお家では、階段からの転落事故も防げるかもしれないにゃね~♪





さらに、間取り全体を回遊型にすることでドアの隔たりをなくし、ぼくたちが自由に歩き回れるようになるにゃ♪
ねこはテンションが上がるとダッシュしたくなるから、走る距離が長くなるのも嬉しいにゃね。
キッチン、ダイニング、リビング、洗面室などの動線がスムーズになるし、人にとっても効率的な間取りにゃ。

壁で囲んだユーティティスペースを設けることで、適度な目隠し効果もあるにゃよ。





そして「ねこくら」ではおなじみ、ねこのトイレは洗面脱衣室に設けるにゃ!
ぼくたちは壁に開いたトンネルで行き来することで、ドアを開けることなく簡単にトイレに入れるにゃ。



洗面脱衣室側は壁を開口にして、扉の代わりにメッシュパネルを取り付けるにゃ。
これのおかげでぼくたちは目隠し効果で落ち着いて用が足せるし、
洗面脱衣室の換気扇を作動させておけば、ぼくたちのトイレの臭い対策もバッチリにゃ!

トイレ部分は床を一段下げてタイル敷きにしておくと、猫砂の飛び散りを防げて、お掃除も楽々にゃ。
そしてトイレの上部を収納にすれば、猫砂やペットシートのストックをしまっておけるにゃ。
少し大きめの洗面化粧台なら、トイレを洗うのも簡単にゃね~♪





ぼくたちが日常的に運動する機会があるとしたら、遊ぶこと以外にはそう!

ご飯を食べる時にゃ!!

ご飯を食べるスペースを床ではなく、あえて高い所にしてみるにゃ。
ご飯のたびに上り下りするから、これで運動量も保てるにゃよ。

高い所に置くことで、運動量を増やすだけじゃなく、人がエサを蹴飛ばしたりすることを防ぐことも出来るにゃ。
シンクをつければ新鮮な水を入れ替えたり、ボウルを洗うこともその場で出来るにゃね。
下を収納にしておけば、ペットフードやオヤツのストックをしまっておけるにゃよ。





回遊型の間取りにすると、玄関からの出入りにちょっとした配慮が必要になるにゃ。
来客時に玄関ドアを開けたままだと、部屋のドアを開けた瞬間に外に脱走しちゃうこともあるかもにゃ。

玄関ドアは採光窓が付いている物も多いけれど、一般的には中が見えないようになっているにゃ。
これだと外出先から戻ってきた時、玄関にぼくたちがいても気付けないかもしれないにゃ。

ぼくも一度、家族が玄関ドアを開けた瞬間に脱走したことがあるにゃ。
玄関ドアを開けるタイミングで、家の中・外の両方からぼくたちの存在を確認することは、もしかしたらネコオーナーさんの共通の悩みの1つなのかもしれないにゃ。



そこで玄関を二重扉にしてみるにゃ!
天井高さまである大きな透明なガラスなら、圧迫感もなく玄関の様子がよく解るにゃ。

霞ガラスにすると採光と目隠し効果の両方も期待出来るにゃ。
これなら玄関ドアを開けてもネコが脱走することを防げるにゃね。

この二重扉は家の中に風除室を設けるようなものなので、冬場の断熱効果も期待出来るにゃよ。





室内の壁に仕切られたユーティリティスペースも、ぼくたちのお気に入りの場所になりそうにゃ。
ここなら家の中を見渡せるから、ぼくたちのパトロールもはかどりそうにゃ。

もちろん、アイロンがけとかの家事スペースにしたり、子供の勉強スペースにしてもいいにゃね。
個室でありながら、リビングやキッチンにいる家族とコミュニケーションを取れるにゃ♪



部屋にキャットタワーやキャットウォークを設置するだけじゃなくて、間取りも是非ねこ目線で考えてみてにゃ!

ねこが暮らしやすい家は、人にとっても暮らしやすいはずだからにゃ♪



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